Alexandre Souillart (アレクサンドル スーヤ)
フランス北部出身。ソルボンヌ大学にて音楽学の学士を取得、その後パリ国立高等音楽院に入学し、クロード ドゥラングルに師事。同音楽院第二課程(修士課程)第三課程(アーティストディプロマコース)、室内楽科、即興科でも研鑽を積み優秀な成績で卒業した。在学中にメイヤー財団、タラズィ財団、ソシエテジェネラル音楽メセナ財団等から奨学生として助成を受ける。
2010年にフランスで名誉とされる、フランス音楽・芸術家著作権協会主催のレヴェラシヨン・クラシック新人賞を受賞し、パブロ カザルス国際音楽祭へ出演し、クラシック界でフランスを代表する若手演奏家として紹介された。
その後、世界最大のサクソフォーンの為のコンクールである第5回アドルフサックス国際コンクールで第3位受賞、アヴァンセーヌコンクール優勝、ソシエタ ウマニタリア国際コンクールで最優秀賞を受賞する等数々の国際コンクールで優秀な成績を残した。
現代音楽の分野においても深く精通しており、自身が所属するアンサンブル インソリトゥスで数々の作曲家のプロジェクトへの参加や、現代音楽室内オーケストラ、アンサンブル・アンテルコンタンポランや、アンサンブル・イティネレール等の公演にも参加している。また、自身の最初のソロCDでは様々な作曲家から貢献されたテナーサキソフォンの為の現代音楽が収録されている。
現在ソリストとしての活動としてはフランスの伝統的なクラシック音楽に焦点を当てて活動しており、ヨーロッパを中心に世界各地でもリサイタルを行う傍ら、室内楽奏者としても、デュオ・アチオプシスやオスモス・サクソフォーンカルテットのメンバーとして、これまでにフランス国内、イタリア、イギリス、スイス、ドイツ、ギリシャ、アメリカ、ペルー、コロンビア、タイ、台湾、日本等世界各地で数々の演奏活動を行っている。
2005年にフランス国家教授資格を取得し、現在ピュトー音楽院、ヴァンヌ音楽院にて教鞭をとる傍ら、アジアや南米でのマスタークラスや、ブルターニュサキソフォーン国際アカデミーの講師を努める等、積極的に後進の指導にもあたっている