Joonatan Rautiola
<ヨナタン・ラウティオラ>
1983年ヘルシンキ生まれのヨナタン・ラウティオラは、シベリウスアカデミーでペッカ・サヴィオキに、パリでニコラ・プロストとクリスチャン・ヴィルトゥの各氏に師事、2010年パリ音楽院クロード・ドゥラングルのクラスを北欧人として初めて卒業した。また、ポール・メイエ、モーリス・ブルグのもとでも研鑽を積み、在学中にソシエテジェネラル、フィンランド文化財団はじめ多くの財団から助成を受ける。
管楽器奏者として初めてFinnish National Radio's Young SoloistsCompetition優勝。北欧を中心に多くの国際コンクールで優秀な成績を収める。アド
ルフ・サックス国際サクソフォンコンクール(ディナン)4位入賞。
ソリストとしてフィンランド放送交響楽団、デュッセルドルフ交響楽団、タピオラシンフォニエッタなど、数々のオーケストラと共演し、ロンドン、サンクトペテルブルグ、ニューヨークのカーネギーホールなど世界各地でリサイタルを開催。現代曲の初演も数多く行い、P・ブーレーズ、C・ロバ、B・ジョラスの元で指導を受ける。特に、現代音楽の分野に興味を持っており、数々の作曲家の初演を行っている。
5年間に渡りエリプソス四重奏団のメンバーの一員としても活動、様々な賞を受賞し、パリのサル・プレイエル、ラディオ・フランスなどで演奏会を行い、世界的なアーティストエリック・ル・サージュ、ジャン・フランソワ・ジゼル、ヴォーチェ弦楽四重奏団と共演。
また指導者として、ヘルシンキ、ナント、ストラスブール音楽院、トリニティカレッジ、洗足学園大学、シベリウスアカデミーでマスタークラスを行う。現在フィンランドに拠点を置き、タンペレ音楽院、シベリウスアカデミーで後進の指導にあたっている。